自然災害にそなえたお家づくりのキホン

近年頻発している自然災害。

災害が起こった時、お家が安全であることはとても大切です。

では、お家づくりをする上で、どんなことに気をつけたら良いのでしょうか。

~ハザードマップの確認~

良いなと思う土地が見つかった場合、周辺のハザードマップを確認してみましょう。

思わぬ場所が、土砂災害や洪水・浸水の危険地域だったという場合もあります。

危険度合も色別で記載されているので、とても分かりやすいです。

私たち西依建設がある、

朝倉エリアは、水害が多い地域なので、私たちも土地を検討する際には、

必ずチェックをしてお客様にお伝えしております。

~地盤や土の状態を確認~

地震での揺れにも安定したお家にするためには、しっかりとした地盤が必要です。 

地盤が柔らかい場合には、地盤を強くするために、地盤改良工事をしなければいけないのです、が…。

残念ながら、土地を購入してからでないと地盤の調査はできません。

もし、調査をして改良工事が必要になった場合は、

費用が60~90万円程度かかることもありますので、

その費用も住宅の予算として念頭に入れておくことをおすすめします。

費用はあくまで概算で、調査結果によりますので、建築会社さんにおたずねくださいね。

 ~お家の構造とプランニング~

地震に備えて強いお家にすることも大切です。

耐震(揺れに耐える)、免震(揺れを逃す)、制震(揺れを吸収する)などの技術がありますが

最初に考えるべきポイントは「耐震:いかに地震に耐えられるか」です。

その上で、熊本地震で震度7の地震が2度発生した時のように、複数回の大きな地震でもお家のダメージを極力減らすための技術として、

制震や免震といったものがあります。

耐震性の高いお家づくりでは、プランニング(間取り)も大切です。

例えば、2階建てのお家で考えると、1階と2階のボリュームを出来るだけ同じにすることや、壁や柱の位置を合わせることなど。

でもそうするとプランに制限が出てしまうこともあるので、本当に居心地の良い空間といえるのか?

という見方も出てきますよね。このバランスは実に難しいです。

今回このコラムを書くうえで、設計のイケダさんとお話をしたのですが、

最終的な結論は「やっぱりイケダさんにお任せするのが一番」ということでした(笑)

私たち家づくりアドバイザーは、図面を一切書きません。

線を一本引くことで、それが壁となり、お家の構造にまで影響するのですから。

「餅は餅屋」

本当にその通りだと思います。

話が少し逸れてしまいましたが…。何十年も住むお家。

家族や大切な人たちが安心して住めるように、しっかりと準備していきたいですね。