COLUMN

もう…まだ…5年

今日、3月11日 2時46分。

東日本大震災から5年の月日が経ちました。

未だ17万4000人の人が家に帰れないまま。

そしてこの「2時46分」という時間……もちろん地震発生時間なのですが、現地の方では少し意味合いが違い時間はそれぞれなんです。

それは「津波が襲ってきた時間」だからです。
故に人によっては15分後だったり35分後だったりと。それだけ津波の方が記憶に残ってるんだと思います。

そしてもうひとつの恐怖は、日本の人々が東北の事を忘れてしまう事だといいます。

僕らはいつまでも忘れずにいたいものです。
なにも瓦礫撤去だけが想いを寄せる事ではなく、出来る事があるはずです。

観光でお金を落とすのもひとつの手段です。
という事で、忘備録を兼ねて個人的に行きたい建築物をあげてみました。

震災後に出来た安藤忠雄さん、秋田県立美術館

くまさんの復帰作? 隈研吾さん、森舞台 登米市伝統芸能伝承館。

これは震災前ですが、2011年5月に現地入りしてしかもボランティアの本拠地が登米市だっただけに、ゆっくり行きたいとこ。

これは復興施設で、伊東豊雄さん、みんなの家。

これも復興施設で、坂茂さん、コンテナ仮説住宅。

坂茂さんといえば震災後すぐに現地入りし、色々考えられてる方でこれもそのひとつの避難所の間仕切。

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避難所の体育館に紙で間仕切りを作ってます。

僕も短い間ですが体育館で寝泊まりしましたが、間仕切りがないと自分の場所がなく、荷物スペースも確保しづらく周りの視線も気になり結構なストレスです。

そこにこの間仕切り。紙で出来てるので、地震で倒れても痛くないし燃やせば暖もとれる優れもの。

そして震災後出来た、女川駅

かもめが翼を広げたイメージだとか。

コミュニティーの場所を提供した、東京大学 助教 成瀬 友梨さん、りくカフェ。

世界遺産、中尊寺金色堂

岩手の内陸にあり、結構時間かかりますけど、一度は見ておきたい。

ひょっこりひょうたん島、蓬莱島。

そうです、あの「ひょこりひょうたん島」のモデルです。
大槌湾にちょこんと浮かんで可愛い島。

番外編……好きな建築家さんたちの

阿部仁史さん、菅野美術館。

青木淳さん、青森県立美術館。これは青森ですが……

今度はボランティアもだけど、ゆっくり観光に行きたいと想いつつ、今日のこの日に改めてご冥福をお祈りします。

観光の際は、震災で痛んだ風景を撮影の際はくれぐれも 被災者の方への配慮(撮らないほうが無難です)をお願いします。