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これまで収納扉というと、なるべく目立たないように壁面のクロスの色に合わせて白にしたり、リフォームの際に凹凸がないよう壁面に埋め込んでフラットにすることが多かったように思われます。もちろんそれはそれで、お部屋をスッキリ見せる方法としては重要なポイントです。そこで今回は……普段使わないものはこれまで通りスッキリ収納。よく使う収納スペースに関しては、収納面(建具)を積極的にお部屋のデザイン上のアクセントにしよう! というご提案です。新しい季節を迎えて気分を変えたいというアナタ、建具だけのプチ・リフォームでお部屋の雰囲気を一新しましょう。
写真1は飲食店の靴箱です。扉を閉めた状態で見ると柱型にデザインされていますが、実用を兼ねた収納スペースとして活用した実例。ポイントとしては、収納する部分だけ作るのではなく天井まですべて同じデザインにすること。これによって空間全体に統一感が生まれ、実用を兼ねたアクセント壁面が誕生します。
写真2は注文住宅でご提案させてもらった実例です。玄関の靴箱として既製品の2つを組み合わせたものですが、通常の配置ですと図1のAのようになります。しかしここではあえてBのように二つをくっつけて取り付けてみました。これにより視覚的には面に見え、他の建具との色調を合わせることで、空間に存在感が誕生します。
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写真3は主寝室とウォーキングクロゼットとの間を半透明のアクリル板で仕切った実例です。壁面の向こうに空間的な広がりをイメージさせる半透明の壁面は、開放感を演出するには最適の素材です。また、全面をアクリル板にすると無機質な雰囲気になりがちですが、上下に木調のパネルを入れるだけで、空間の雰囲気はずいぶん和らぎます。押し入れなどの収納扉はお部屋の中でも占める面積が広い部分です。この建具を変えるだけでも、お部屋のイメージは一新するはずです。また今回ご紹介したこの扉は天然木のものと比較するとリーズナブルですので、手軽に雰囲気を変えることができます。こうして押し入れを改造して完成したウォーキングクロゼットとしての空間は意外に広いものです。アナタのワードローブにあわせて、ハンガーパイプや棚を付けたり、いろんなアレンジも可能です。
2月号から3回に分けて収納のノウハウをご紹介してきました。模様替え感覚でできるものから、今回のようにプロの手をすこしだけ借りるプチ・リフォームまで……。新入学や転勤など、新しい生活がスタートするこの季節、どうかご紹介してきたテクニックを組み合わせて、アナタらしい快適な空間づくりにお役立てください。
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